どうも、ジャコウです!公開日に映画館で観てきました。マンガやアニメはあまり履修していなかったものの初見でも楽しめました!
総合:B( 3.5)黒髪ぱっつんな閻魔あいは怖いけどとってもとっても可愛い!これは日本の宝かも知れない…そのお顔を拝めたけで俺の汚れた心は成仏しました。閻魔あいに興味がある、むしろ踏みつけられたい、そんな趣向がある人にはお勧めの映画です。
子どもと一緒に観たい映画:落選息子と一緒に閻魔あいの魅力を語らう日はいつか来るのか!?
<以下の内容にはネタバレを少し含みます。ご注意ください>
作品紹介
まずは簡単に作品の紹介から。
オリジナルのアニメ企画から始まって、少女漫画「なかよし」と同時に展開されてアニメとマンガの両方で人気を博した作品の映画化。アニメは4期まで製作、マンガはシリーズ累計で300万部以上発行されているらしい。
中村主水が印象的な時代劇「必殺シリーズ」のように恨みを晴らしたい依頼者とターゲットを軸に話が繰り広げられつつも、一方的な制裁の爽快感では済まないところが作品の魅力で、わりきれない人の気持ちの難しさと後味の悪さが癖になるんだなこれが……。
[スタッフ/キャスト]
・監督/脚本:白石晃士
・閻魔あい:玉城ティナ
・骨女:橋本マナミ
・一目連:楽駆
・輪入道:麿赤兒
・市川美保:森七菜
・南條遙:仁村紗和
・配給:ギャガ
感想
いきなりですが質問です。
Q:あなたの学校もしくは職場に黒髪ぱっつんの子はいますか!?
→ Yes / No
Q:その子は着物を羽織りますか!?
→ Yes / No
Q:その子はたまに藁人形を持っていますか!?
→ Yes / No
上記のうち、ひとつでも「No」があったなら今日の飲み会はキャンセルしていますぐ映画館に飛び込め!もしくはAmazonプライム・ビデオで「地獄少女」を探そう!!
おっといけない、あまりに玉城ティナさん演じる閻魔あいが素敵すぎたので暴走してしまった。Youtubeの予告動画でも既に目立ってるけど、登場するキャラクターの中でもひときわ存在感があります。
玉城ティナさんはモデル出身とはいえ公称の身長は163cmなので身の丈は決して大きいわけではないのに画面に映るとやたら気になる。もしかすると閻魔あいが登場する場面では、依頼者やターゲットが屈んでうずくまっていたり、ひれ伏したりしているので構図による印象はあるのかも知れないものの、それにしても目が自然と閻魔あいを追いかけてしまう。
髪型、メイク、衣装(着物/制服)、そして玉城ティナさんの眼力。すべてが閻魔あいの魅力を引き立てにいっていると感じました。要は、地獄の少女だけど――
閻魔たん・まじ・天使!(EMT)
そう天使なんだよぉお!アニメ版やマンガ版の「地獄少女」が幼さ残る可憐な閻魔あいなら、本作は大人の妖艶さを纏いながらも可愛さが垣間見える閻魔あい。
俺はその魔力に抗えず画面に釘付けに……二次元作品の実写映画化によって不憫な評価をされた作品をこれまでたくさん見てたので、本作はどうなるものかと内心ヒヤヒヤしていたものの、そんな不安は早々に閻魔あいが地獄送りしてくれました!!
一瞬にして惚れ込んでしまった閻魔たん、失礼、閻魔あい以外の話題はというとストーリーはテンポよく、流れるように綺麗で複数の話が重ね合わさりながら徐々に森七菜さん演じる美保に集約されていきました。ここには監督・脚本をこなす白石監督の苦労と工夫があったのではないかと。おかげで飽きずに観れました。
森七菜さんといえば、新海誠監督の映画「天気の子」でヒロインとなる天野陽菜の役を演じていたことが記憶に新しく、あれで声優に初挑戦だったというのだから驚き……いま勢いのある一人ですね。きっと作品に使いたいと思ってる監督がたくさんいそう。俺は彼女の今後がとても楽しみになったので岩井俊二監督「ラスト・レター」の公開が待ち遠しくなりました。
その他の事はというと、閻魔あいの仲間である三藁たちは控えめモード。それでもストーリーの要所ではしっかり依頼人、ターゲットたちの決断を締めくくる立ち回りを十分に果たしていたのは嬉しかった。
そして唯一、気になることといえば、美保のストーリーに登場する関係者の設定が狂信カルト、ドラッグ、怖いお兄さんたちと現代においてよくないといわれている象徴といっても過言ではなく、社会的に悪い存在としてわかり易いので、そこにのめり込む陽菜の友達(遙)を理解しずらかったことくらい。
だから遥の凶暴性には納得ができず違和感として心に残ってしまい、そのせいで最後まで美保の葛藤には共感できかねた。「いますぐ友達を辞めたら即解決だ!」と何度思ったか(笑)。
評価(総合:B)
ということで本作の評価はこのようになりました!
閻魔あいが好きな人向け!実写化ならではの閻魔あいの魅力がここにあります。俺はもう閻魔たんへの愛で前が見えない……
出典:映画.com (https://eiga.com/movie/89791)
真似したくなる台詞 | 人を呪わば穴二つ!!! | :4.0 |
登場人物の魅力 | 閻魔あい!三藁!!森七菜!!! | :4.0 |
音楽 | かごめかごめが無性に怖くなる | :3.0 |
ジャンル(ホラー) | 人の心には怪物が住んでいる…… | :3.0 |
子どもと一緒に観たい | 息子と一緒に閻魔あいの魅力を語らう日はいつか来るのか!?来ないのか!? | 落選 |
総合 | :3.5 | B |
みんなの感想
最後に──
映画「地獄少女」はまさに「人を呪わば穴二つ」を体現した作品。登場人物たちに実写化ならではの個性をトライした結果、見事に作品の可能性が広がったと感じます。ナイスキャスティング!
この映画を観終えてすぐ、俺は炭酸の抜けた飲みかけのコーラを片手に「玉城ティナ」を検索しながら帰路についた──。